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ドッグトレーナーの『理論』- 多産性 -


“科学的な理論の重要な特性は、特定の課題についてのさらなる研究と思考を刺激する能力であり、「多産性(fruitfulness)」と呼ばれる。”

この言葉の意味するところが何なのか?最初の頃は、サッパリ掴めずにいました…。

なぜ、そのような特性が「科学的な理論」として重要なのか?

しかし、それも時間の問題でした。

ある先生に「だから“進歩”するんじゃない?」と言われた瞬間にすべてが解決したような気がします。

ん~、そりゃ重要な特性です。

『行動分析学』において、この「多産性」を検証する必要は今さらないでしょう。皆さんもご存知の通り、“心理学”の歴史を紐解けば、『行動分析学』がどのように発展してきたのかはすぐに分かりますし、何より、その専門書や論文の数を数えれば、どれほど新たな理論を生み出してきたかは一目瞭然です。そして今もなお、研究は続けられているという事実が、その「多産性」を充分に立証してくれているといえるでしょう。

では、「リーダー論」についてはどうでしょうか?

“イヌと飼主との主従関係(上下関係)が逆転しているから飼主に従わない”んだと言ってしまってますからね…。これはつまり、犬と飼主との間には“主従関係”の形成が不可欠で、裏を返せば、“主従関係”さえ形成されれば、犬は飼主の言うことをに従うようになると言っている訳で、何をおいても「“主従関係”ありき」という考え方ですから、この「リーダー論」自体がこれ以上発展することはありませんので、残念ながら今回も「リーダー論」に『理論』としての「多産性」は無さそうです…ということで締めくくりたいところですが、ちょっと待ってください。

確かに、「リーダー論」自体は、これ以上発展することのないモノですが、「リーダー論」における“主従関係”は、「“主従関係”でなければならないのか?」とか「“主従関係”は絶対に必要なのか?」といったところで、何かしらの物議を醸してきた経緯があり、ここ1年程で“主従関係”を唱える人がメッキリ少なくなってしまったことにビックリしますが、その辺は、しっかりと“信頼関係”の方たちに受け継がれているようで、ある意味、「リーダー論」の産物であると言えるでしょうし、私たちのように「科学的なアプローチ」を試みる集団が現れ、結果として、「犬のしつけに“主従関係”は必要ない」とする見解を理論的に説くことができるようになったのも「リーダー論」のおかげであるといえなくもないところですので、そういった部分では、「リーダー論」には、ごく僅かとはいえ「多産性」はあったと言えるのではないでしょうか?

えっ!?ツライ?

やっぱり!?

でも…。

次回は、「データとの一致」です。このシリーズとしては最後ですので、お楽しみに~。

DLC-PRO 山崎 崇

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