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『行動学』を学びませんか!?(7)


そろそろこのシリーズを終了しようかと考えたのですが、その前に少しだけ、『行動分析学』における問題解決方法について言及してみたいと思います。

 

事例は、何にしようかとあれこれ迷ったのですが、私の文章力で…このブログ上で説明できるもの…、これが一番難しい問題でした…。

 

それはさておき、その末に選んだものは俗に“要求吠え”と呼ばれる行動に対する対処です。

 

「なんだよ~、そんな簡単なヤツかよ~。」と言うなかれっ!!

 

そんな簡単なヤツでも、結局、結果を出していないドッグトレーナーがいるからこそ「以前にも、別のドッグトレーナーさんに来てもらってたんですけどねぇ~、あまり良くならなかったんですよ…。」なんてことを飼主様に言わせてしまうんですよね!?

 

皆さんも、きっと一度や二度はこのような飼主様の声を聞いた経験があるはずです。それが、“要求吠え”であったかどうかは、本来ならば問題ではありません。しかし、現実に飼主様が訴えられていた問題行動が、現場に行って見てみたら“要求吠え”だったことは数知れないのです。

 

ということで、本題に戻りましょう。状況は、以下の通りです。

 

【状況1:飼主談】

「以前からもそうだったのかもしれないんですが、ここ2~3ヶ月、うちのジャッキー(犬の名前:ウェルシュコーギー・ペンブローク)の吠え声がうるさいんですよ。マンションなので、ご近所に迷惑がかからないかと気が気じゃありません。早速、☆☆☆のドッグトレーナーさんに来てもらって、事情を話したら、『それは、“要求吠え”ですね』と言われました。そのドッグトレーナーさんがおっしゃる通り、私自身は、ジャッキーが吠えないようにするために、吠え始めるとオヤツを与えたり、気を逸らせるためにオモチャで遊んだりしていましたから、それが原因だとのことなんです。で、その対処法は、“無視してください”とのことだったのですが、これを続けていたら、収まるどころかドンドン酷くなる一方で…。結局、諦めて“無視”するのは止めてしまいました。今でも、時々思い出してやってみるんですけど、全く効果なしです…。」

 

いかがでしょう? よくある話ですか? よくあったら困るんですけどね…。

 

で、この話から読み取れる、上記のドッグトレーナーさんの対応の何がいけないのか分かりますか?

 

いや、何が足りないのか?といった方が良いですね。

 

そう、このドッグトレーナーさんの対応には何かが足りなかったんです。

 

さあ、それは一体何でしょう!?

 

ひとつの答えは、『“消去バースト”の説明を飼主様にしていない』ということです。

 

 “消去バースト”、これも、以前の10項目の中にありましたよね?

 

“消去バースト”とは、「強化された行動を消去する際、一時的にその発現頻度が上昇する現象のこと」です。

 

なので、飼主様が無視をして、問題となる行動の発現頻度が上昇したのであれば、「飼主様の対応に問題あり」とするこのドッグトレーナーさんの原因特定は、ズバリ正解であり、その対応として飼主様に“無視”をしてもらうことは、『行動分析学』の見地からも、ひとつの手段として間違いではありません。

 

しかし、この“消去バースト”の説明をしていなかったために、飼主様は「以前よりひどくなった。」といって、中途半端に“無視”を止めてしまいます。当然といえば、あまりにも当然ですよね。改善されると思っていたものが、さらにひどくなってるんですから…。

 

でも、もし、“消去バースト”の説明を受けていたら…、この飼主様は、少なからずその時点での対応中断には至らなかった可能性があります。

 

そして、答えは、これだけではありません。

 

つまり、“消去バースト”の説明をしたとしても、この飼主様は、対応を中断する可能性があります。

 

なぜか!?

 

ちょっと考えてみてください。

 

ヒントは、「上手くいかないから」です。

 

回答は、次回…。

 

お楽しみに。

 

DLC-PRO 山崎 崇

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