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『行動学』を学びませんか!?(6)


前回は、“陽性強化”=“正の強化”ということで、「“陽性強化”も元々『理論』上は『行動分析学』の“正の強化”だ」というお話をしました。

そして、これが残念なことに『理論』ではなく『やり方』として広まってしまったということについても触れた訳ですが、なぜこれが“残念なこと”なのか?

それは、とりもなおさず、『やり方』は『やり方』で終わってしまうからです。

実際のところ、“陽性強化”の根本原理である“正の強化”も、『理論』単体で見れば、それだけのものかもしれませんが、本来は「学習と行動」の『原理』の一部です。これを機能的に“行動修正”という現場で活用する場合、他の『原理』と組み合わせて使用しなければ、その効力を発揮しないことが多々あるのです。前回、例として挙げた10項目も例外ではありません。“随伴性”という考え方のもと、あの10項目は互いに連関しあった関係で、その対象とする“動物”や“ヒト”の行動を形成しています。それを「理解」した上で“行動の原因”を突き止め、改善すべきものは“修正”し、伸ばすべきものは“強化”することができるところに大きな意義があるのです。つまり、私たちの仕事に置き換えて考えれば、いろんな『原理』を組み合わせることで、飼主様にとっては“問題”とされるワンちゃんの“行動”をその飼主様の生活環境(ライフスタイルといってもいいかもしれません)にできる限り合わせて“修正”することができる訳で、『理論』はその展開の広がりに止まるところを知りません。

何が言いたいのかというと、要するに、『理論』で捉えることによりドッグトレーナーの選択肢が飛躍的に多くなり、対応に柔軟性が増すのだということです。そして、きちんと組み立てられたプログラムは、確実に「ワンちゃんの行動修正」という形で“良い結果”を導き出してくれるのです。

一方、『やり方』は、一事態における対処法であり、それ以上の展開は望めず、その対処は硬直的であると言わざるを得ません。

そういった意味で、ドッグトレーニングの手法を『やり方』で終わらせてしまうのは、やはり非常に残念でなりません。

同じ『理論』に基づくものを伝え方の違いで、かたや硬直的なものにしてしまい、かたや柔軟性と応用性に富んだものに変える…、そんな気紛れなものでいいのでしょうか?

そして、“結果を出せるドッグトレーナー”と“結果が出ないドッグトレーナー”が混在し、依頼する飼主様は、そんな“当たり”“はずれ”があることを知る由もなく…。

そんなことを日本のドッグトレーナーは、いつまで続けるんでしょうか?

といっても、それも時間の問題です。

気付いた人は、もう始めていますからね、『行動分析学』の勉強を…。

前回の10項目のような言葉がドッグトレーナーの間で飛び交うようになる日は、そう遠くないと確信しています。

まだ間に合います。

あなたも始めてみませんか?

DLC-PRO  山崎 崇

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